こんにちは、HATです。
キャンプの荷物を置く棚ってどうしていますか?
SNSなどでは鉄製の脚を利用したアイアンラックをよく見かけますが、今回は木製ラックをDIYしてみたいと思います。
キャンプで使える木製ラックをDIYする
よく見かけるアイアンラックはこんな感じですね。
これは尾上製作所のアイアンレッグという商品で鉄製の脚に1×4のような木材を天板として使用し、こんな感じの棚を作ることができます。
尾上製作所は金属製のアウトドア用品を販売されており、コスパがよくオススメです。私もフォールディングBBQコンロを愛用しています。
アイアンレッグを購入しても良かったのですが、せっかくなのでDIYをしてみようと。
鉄を加工する道具はないので木製になってしまいます。木製になると強度を持たすためどうしても大きくなってしまいます。持ち運びなど省スペースを考えるならアイアンレッグがオススメです。
それではDIYしていきたいと思います。
第1案 失敗
木製ラックということでアイアンラックに比べると、どうしても部材が太くなってしまいます。少しでも見た目をシュッとさせるため、天板を受ける部材を細くしてみようとステンレスパイプで製作してみました。
まずはφ10程度のステンレスパイプをパイプカッターで切断します。
脚は価格が安いので30×30のホワイトウッドを使用します。
ステンレスパイプを通す位置に印をつけ穴を開けていきます。
こんな感じになりました。出来るだけまっすぐ穴を開ける必要があるので、こんなガイドがあれば安心ですね。
ステンレスパイプを穴に通して脚を組み立てていきます。強度の面でいろいろ試したかったのでステンレスパイプと木の丸棒も使用しています。
天板として1×4材を2枚通してみるとこんな感じになりました。
見た目はかなり良い感じかなと思いましたが、少し荷重をかけるだけで受け部分がたわんでしまいます。棚として使用するのは厳しいですね。パイプではなくステンレスの丸棒だと問題なく使用できるのではないでしょうか。
この形は失敗として作り替えていきます。
第2案 採用
ステンレスパイプを諦めて木材で再検討。
受け部分も脚と同じ30×30でも良かったんですが、少しでも見た目をすっきりさせたかったので変更しました。半分の大きさの15×30の板を用意しました。
板を嵌めるために脚に溝を掘っていきます。
幅30㎜、深さ15㎜の溝を掘っていきますが、電動ノコギリを使ってこんな感じに切っていきます。
金槌で軽く叩いていくと
こんな感じに溝ができます。
ノミなどで綺麗に仕上げて完成です。
こんな感じで受け部分の板が収まります。
こんな感じで反対側にも溝加工をして、脚の加工は完了です。
棚板を受ける部分の取り付け箇所ですが、ネジを隠すためダボ埋めしたいと思います。ダボ埋めの穴開けは竹用ドリルがオススメです。
棚受けの部材を取り付けました。脚と同じ角材を使用しています。
棚の幅は1×4材が2枚収まる程度にしています。脚の長さ、棚の幅、棚受けの位置など好みに合わせて作ることが出来るのがDIYの強みですよね。
天板を受ける板材を溝部分に取り付けます。こちらもダボ埋めしていきます。はみ出している部分は後でカット予定です。
組み立ててみます。脚の角度もいい感じですね。
脚の角度は天板を受ける上下の部材間隔で決まります。今回は天板1×4材の厚さ19㎜に対して間隔は27㎜としました。また脚の太さは30㎜なので参考にしてみてください。
脚をヤスリがけした後塗装しておきます。ちなみに棚受けも1段追加しました。
塗装はワトコオイルのミディアムウォルナットですね。
これにて完成、実際に使ってみます。
実際に使ってみる
試しに使ってみようとデイキャンプに行ってきました。
いい感じではないでしょうか。
荷物を載せるとこんな感じですね。
最上段の天板長さは約910㎜、1×4材の長さが約1820㎜なので半分に切って使用しています。
最下段の長さが約1300㎜、個人的には車への積載を考えるとこれぐらいが上限かなと思います。これより長さがいる場合、別パーツを作って延長などでいいかも知れませんね。
その辺りは使用していって考えていきたいと思います。
まとめ
今回はキャンプで使用する木製ラックをDIYしてみました。木製なので雰囲気があっていい感じではないでしょうか。
ただそれなりにかさばるので、オートキャンプ向けの棚にはなってしまいますね。シートの下などに滑りこまして運搬しましょう。
キャンプでどんどん使っていき、拡張パーツなんかも考えてみたいと思います。
それでは、また。
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