こんにちは、HATです。
ベーコンを手作りできるって知っていますか?
準備さえしておけば、キャンプ場でも意外と簡単に作ることができます。
キャンプ場でのベーコンの作り方を紹介します。
キャンプで作る美味しいベーコン
ベーコンの作り方を簡単に説明すると
- 塩漬けする
- 塩抜きする
- 乾燥させる
- 燻製する
の4工程となります。
キャンプでベーコンを作る場合は予め乾燥までの工程を完了させておき、キャンプ場で燻製を行うことになります。
塩漬けから乾燥まで大体5日から1週間程度かかるので、逆算して準備しておきましょう。
それでは実際に作ってみたいと思います。
豚肉を塩漬けする
まずは豚肉を味付けする工程です。
一般的には豚肉に塩を直接すり込む方法と、ソミュール液という調味液を作って漬け込む方法があります。
今回は塩を直接すり込む塩漬けで行います。
まず初めにベーコン作りでは豚肉を生のまま5日から1週間程度熟成させることになります。調理に使用する器具や、手はしっかりアルコール除菌しておきましょう。
ベーコンに使用するお肉は豚バラブロックです。
まずは豚肉をフォークでざくざく刺して穴を開けていきます。
味を染み込みやすくするため、こんな感じで全面に穴開けしていきましょう。
次に調味料を用意していきます。
まずは基本となる塩です。味付けの要なので岩塩などミネラル豊富な塩の方が美味しく仕上がると思います。
分量ですが今回は重量比で豚肉の3%用意します。
次に砂糖です。分量は塩の半分です。
あとは香辛料、ハーブ類をお好みで追加していきましょう。
用意したハーブはローズマリーとローリエです。ローズマリーは自家栽培していますが、電子レンジでチンすれば乾燥し、葉っぱがポロポロ取れるのですぐに使用できます。
ローリエは手で細かくくだいておきましょう。
あとはブラックペッパー、黒瀬スパイスなどを適当に。ブラックペッパーは多めがいいかと。
スパイス類がムラにならないよう混ぜておきましょう。
それでは豚肉に塩をすり込んでいきます。
こういう隙間も忘れずに擦り込みましょう。
こんな感じで全体的に刷り込めればOKです。
豚肉はラップを巻いたあとジップロックなどの保存バッグに入れて冷蔵庫で寝かせます。今回は5日間寝かせました。寝かせている間は時々上下をひっくり返しておくといいようです。
塩抜き
5日間寝かせた豚肉を取り出します。
ラップを外すとこんな感じになっていました。
豚肉は表面の塩やスパイスを水で洗い流します。水気はキッチンペーパーなどでしっかり拭き取っておきましょう。
ここで塩抜きをするかどうか確認を行います。塩抜きが必要かの確認方法はシンプルに味見です。豚肉の端っこを切り取り焼いて食べてみましょう。少し塩辛いかなぐらいでOKです。
今回は塩抜きせずにいきたいと思います。個人的には今回のレシピだと塩抜きは必要ないかなと思っています。
塩抜きする場合は水を張ったボウルに豚肉を入れて、水を水道からチョロチョロと流し続けます。塩抜き具合も味見を繰り返しながらちょうどいいところを見つけてください。
乾燥
次は豚肉を乾燥させます。
燻製の場合、表面の水分は酸味の要因となります。しっかり乾燥させましょう。
乾燥方法は色々ですが、基本は風乾と言って風通しの良いところに置いて置き乾燥させます。
風乾は害虫や動物などが寄り付かないよう網などで囲う必要があり、夏など気温が高い場合は食材が腐ってしまう可能性があります。
そのため簡単なのは冷蔵庫で乾燥させるということです。冷蔵庫内は湿度が低く乾燥に向いています。
私はさらに簡単にするようにこちらを使用します。
浸透圧脱水シート「ピチット」です。
食材表面の水分を吸着してくれるシートで、お刺身なんかも少し水分をとってやるとグッと美味しくなります。
ピチットの上に豚肉を置き、巻いていきます。
できるだけピチットが豚肉と接触するように巻きましょう。
ピチットの上からラップを巻き冷蔵庫で1日乾燥させます。
キャンプでベーコンを作る場合は、ここまでが下準備になります。この状態でキャンプに持っていきましょう。
燻製
燻製は温度によって冷燻、温燻、熱燻とわかれますが、今回は熱燻で行います。
ちゃんとした燻製器が欲しいのですが、私は100均のステンレスボウルを使っています。100均ですが大木サイズなので300円で売っていました。
こんな感じですね。
本当はこんなのが収納性も良く良いかと思います。
燻製チップはお好みですが、さくらが無難かと思います。ピートという泥炭を少し入れるとよりスモーキーに仕上がります。
アルミホイルを敷いてチップを入れます。上に網を置いてベーコンを燻製しますが、肉から落ちた油がチップに当たらないよう、チップの上に軽くアルミホイルを被せておきましょう。
網を置いて乾燥させた豚肉をセットします。
蓋をして弱火で加熱していきます。
蓋には割れていますが温度計を付けています。80〜100℃ぐらいになるように加熱しますが、容積が小さいのですぐに温度が上がってしまいます。まあ大体でOKです。
1時間程度加熱を続けたので、開けてみましょう。
良い色に仕上がりました。手羽先の燻製もついでにやっていました。
良いですね。
切ってみるとこんな感じになっていました。いい感じです。
サッと炭火で炙っていただくとスモーキーな香りがたまりません。
今回は1時間熱燻しましたが、中の方はまだ少し赤いところもあります。完全に火を通す場合はもう少し燻製時間を長くした方がいいですね。
まとめ
今回はキャンプでベーコンを作りました。
ベーコン作りは下準備に時間がかかりますが、事前に済ませておけばキャンプで作ることができます。
また最後に燻製を行いますが匂いの問題などもあるので、家ではなかなか難しいですよね。そんな意味でもキャンプで燻製、ベーコン作りはちょうどいいのではないでしょうか。
一味違うベーコンをキャンプで作ってみませんか?
それでは、また。
コメント