金属塗装の下地にオススメ【ミッチャクロン】

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こんばんはHAT(@HAT15814032)です。

金属を普通に塗装すると剥離する可能性があります。そのためプライマーという下地塗装をした後本塗装をすることで剥離しにくくすることができます。

今回はオススメの下地塗装剤としてミッチャクロンを紹介します。

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金属の下地塗装にミッチャクロンをオススメします

ミッチャクロンは株式会社染めQテクノロジーの商品です。会社名の染めQというのは同社の主力塗料であり、ナノレベルで被塗面の凹凸に入り込み密着性を増す製品です。塗料としても非常に有名な製品ですね。

その染めQテクノロジーが下地剤として開発したのがミッチャクロンになります。

ミッチャクロンの特徴

一般的なプライマーのは表面張力の影響で被塗面に対して点で接します。一方ミッチャクロンは表面張力を低下させることで被塗面に対して面で接するため、密着力を最大限に発揮させることができます。

また今回紹介するミッチャクロン・マルチは鉛やクロムなどの有害重金属を一切使用していない安全性の高い製品となっています。

ミッチャクロンの使い方

使い方は簡単です。

①まずは塗装面の油汚れなどを除去します。

これはミッチャクロンに限らず大事な工程で洗浄剤などもありますが、私は中性洗剤、いわゆる台所洗剤で洗っています。洗った後はよく流し乾燥させておきましょう。

②被塗面にミッチャクロン・マルチをスプレーする

塗装したい面にミッチャクロン・マルチをスプレーしていきます。厚塗りする必要はなく全体的に薄くスプレーしていきましょう。

③ミッチャクロンを乾燥させる

ミッチャクロン・マルチを乾燥させていきます。温度20℃、湿度60%で15〜20分程度で乾燥します。

④本塗装する

ミッチャクロン・マルチは乾燥すればすぐに本塗装可能です。後は好みの色に塗装するだけで作業終了です。

ミッチャクロン・マルチの効果を確認する

それではミッチャクロン・マルチの効果を実験してみます。

今回用意したのはミッチャクロン・マルチのスプレータイプです。

ノズル形状はこんな感じです。

今回は実験用にアルミ板の端材を用意しました。

本来被塗面のペーパーがけは不要ですが、部分的にキズなどがあったため条件をそろえる目的で#400のペーパーがけをしています。塗装前の洗浄は中性洗剤で実施しています。

一部を除いてマスキングテープを貼っていきます。この上からミッチャクロン・マルチを薄くスプレーしていきました。

ミッチャクロンが乾燥後、一部のマスキングテープを剥がします。これで向かって左側がミッチャクロンの下地無し、右側がミッチャクロンの下地有りの状態となります。

本塗装はソフト99のボデーペンを使用しました。車用のスプレーですね。

乾燥後マスキングテープを剥がして試料の準備は完了です。乾燥は1週間程度置いています。

それでは剥離実験していきましょう。

一般的な布テープをそれぞれにしっかり密着させます。向かって左が下地無し、右が下地有りです。

勢いよく剥がすと左側の下地なしは縁が一部剥離してしまいました。右側の下地有りは無傷ですね。

次に全面を布テープで貼っていきます。縁全面が対象になるので先ほどより過酷な状況だと思います。

勢いよく剥がすと、左の下地なしは縁の部分が剥離してしまいました。右の下地有りは縁の部分がうっすら剥離した程度です。

結果としては明らかに差が出ていますね。

まとめ

今回は金属下地剤としてミッチャクロン・マルチを紹介しました。簡単に使えて高い密着性が得られオススメの下地剤です。

効果を実験してみましたが、下地有りと無しでは大きな差が出ていました。金属塗装面を守るためにも下地剤は重要なので、参考にしてみてください。

それでは、また。

 

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コメント

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